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「業界の手本になる」創業135年、挑戦し続ける総合ライセンスカンパニー

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「業界の手本になる」創業135年、挑戦し続ける総合ライセンスカンパニー

広島大学4年生

足立 汐音

株式会社ロイヤルコーポレーション

寺岡 晋作

interview

学生と経営者がお互いに意見交換をしながら、相互理解を深めるHRsessionの対談コンテンツ。

今回は、株式会社ロイヤルコーポレーションの代表取締役社長 寺岡晋作様に、お話を伺いました。

広島大学4年生
足立 汐音

広島大学総合科学部。2024年卒業見込み。株式会社クイックのインターンシップ生。1年休学をして出版社で長期インターンシップを経験。現在は人材業界を中心に幅広く就職活動中。趣味は居酒屋巡りで、特技は日本酒の利き酒。

株式会社ロイヤルコーポレーション
寺岡 晋作

1956年生まれ。大学卒業後、株式会社松永自動車学校[現 株式会社ロイヤルコーポレーション]に入社し、営業として従事。1992年、代表取締役に就任し、現在に至る。(寺岡企業グループ代表)「人のため、社会のため」という創業精神のもと、「今こそ前へ」と日々挑戦し続けています。

目次

 

 

 

足立
本日は貴重なお時間を頂きありがとうございます。広島大学総合科学部4年の足立と申します。


寺岡
はい、よろしくお願いします。


足立
早速ですが、社長のご経歴について伺わせてください。 


寺岡
同志社大学法学部を卒業後すぐに株式会社松永自動車学校(現 株式会社ロイヤルコーポレーション)に入社しました。初めは営業として従事した後、1992年に代表取締役に就任し、現在に至ります。


足立
なるほど、ありがとうございます。



自動車学校の原点は醤油醸造と製塩

足立
醤油醸造業が御社の原点ということが印象的です。自動車学校を創業するまでの経緯をお伺いしてもよろしいですか。


寺岡
明治20年に寺岡伍一が醤油醸造業を始めました。また、本拠地にしていた広島県福山市松永町は、約400年前から製塩業が栄える町だったこともあり、塩田事業にも参入しました。これが明治40年のことです。

 

足立
製塩業もされていたのですね。その後も事業は続けられたのですか。


寺岡
戦後、岩塩の輸入により経営が成り立たなくなってきたんですね。塩は専売品であったため、国から製塩業をやめるよう指導され、代わりに転業資金をもらって始めたのが、当時の㈱松永自動車学校です。


足立
製塩業の事業転換として、自動車学校事業が始まったんですね。


寺岡
はい。父親が、「これからは自動車の時代だ」と将来を予測し、また、寺岡有機醸造の社員に免許を取らせたいということで、跡地を一部使って教習所を作りました。本当に工事現場のような校舎からのスタートでした。


足立
教習所になるまでの期間、かなり苦労されたのではと想像します。


寺岡
今では当たり前ですが、当時は公安委員会からの指定をとる学校ととならない学校があって、経営者にとってはそこが大きな経営判断だったんです。条件を満たす広い面積の土地を用意し、昭和39年に公安委員会の指定を取得しました。教員は当時の警察OB管理者を入れて、20名での展開でした。


創業者の教え「人の役に立つ仕事をしましょう」

足立
御社の企業理念「社会貢献:人と地域のお役に立つ」はいつから受け継がれているものなのでしょうか。


寺岡
創業者の寺岡伍一が醤油醸造業を始めたきっかけが「人と地域のお役に立つ」という信念によるものでした。この時の信念が、135年たった現在まで受け継がれております。


足立
創業者の教えだったのですね。その上で、寺岡様が経営をされるときに気を付けていることはありますか。


寺岡
自社の利益より、地域やお客様のお役に立つことを優先することです。企業が先に投資をすることで、お客様がそれに答えてくださり、持ちつ持たれつの関係ができていきます。また、そうすることで、自然と業績も安定してきます。


足立
事業自体が人々の生活に必要なものではありますが、利益にとらわれず「お客様の役に立つ」ことを使命とされているのですね。「地域のお役に立つ」という点では、具体的にどのようにしていきたいとお考えですか。


寺岡
まずは、本業の「安全」を地域に浸透させていきたいです。良い教習、講習、教育をやっていくことが大前提です。


グループ創業135年、事業を続けてこれた背景とは

足立
グループ創業135年もの間、安定した業績を維持できている背景をお伺いしたいです。


寺岡
それは、新卒採用をずっとやってきたからだと思っています。


足立
新卒採用、ですか。


寺岡
はい、私が20代の頃からずっとやってきました。ほぼ40年近くやっていますが、新卒の方は経営理念が浸透しやすいです。そのおかげで、ベクトルが合わせやすく、戦略を立てるとスムーズに運んでいきます。


足立
経営理念の浸透以外に、新卒採用に力を入れてきた理由はあるのでしょうか。


寺岡
事業そのものが若い人を相手にしているので、お客様に評判がいいですね。競合他社は新卒をとれておらず平均年齢が50代と高いですが、弊社は30代前半と、企業の差別化にもつながっています。


社員自ら年間売上3000万円の新規事業を立案

足立
御グループの人材面での強みはどこにあるでしょうか?


寺岡
前向きな人が多いところです。一定の基礎が身につけば、それ以降は自分から発信してくれます。


足立
具体的に、どのような場面で社員が自ら発信するのでしょう。


寺岡
弊社では社員自ら新規事業を提案する場面があり、実際に事業化した例もいくつかあります。そういう方をどんどん応援することで、社内が活気づきます。


足立
特に大きな成果を上げた新規事業はございますか。


寺岡
実践して結果が出ているのはドローンの事業です。4年前からドローンスクールをスタートしております。私自身ドローンは詳しくなかったのですが、社員が自ら研究し、事業にしまして、年間売上3000万円ぐらいになっています。今は20代の若い人たちが専属で事業を動かしています。


ライセンス業界の手本となる会社へ

足立
魅力的な社風を維持するために、社長自身が取り組まれていることはありますか?


寺岡
まずは、私自身が前向きでないと意味がありません。私はこの会社を業界の手本となる会社にしたいと思っています。


足立
社長様ご自身が会社をどうしていきたいか示してくださると、社員の士気も高まりますね。具体的にどのようにして業界の手本となるのでしょうか。


寺岡
一番は、「企業」であることの自覚を持つことです。自動車学校など、公共機関のしきたりがある企業は「学校」という感覚が強いです。「学校」はマーケティング力、営業力が弱いんですね。ここを強化するために、厳しい競争の中で事業拡大を続ける寺岡有機醸造のノウハウを生かしていこうと考えています。


足立
ありがとうございます。実際に今は、業界の中でどのポジションにいるのでしょうか。


寺岡
ロイヤルドライビングスクール(自動車学校)は、中四国で1番の卒業生数を誇ります。更に、ロイヤルパワーアップスクール(労働安全衛生教育事業)は、教習系教習機関としては卒業生数が日本で1位です。マリンライセンスロイヤル(小型船舶免許事業)も抜けて全国第1位です。

 

足立
すでに全国一位を獲得している中で、今後目指していく目標はあるのでしょうか。


寺岡
グループ年間売上を現在の44億円から2030年には100億円にしたいと考えています。バブル崩壊以降、日本の活力がない中で、私共は拡大する術はないだろうか、生産性を上げていくにはどうしたらいいかを常々考えてきました。今後も今ある業績に頼らず未来にポイントを合わせることで、グループ売上100億円という目標を達成したいと思っています。


売上100億円の壁を突破する重要なポイント

足立
グループ売上100億円達成を目指すにあたって、重要なポイントになるのは新規事業でしょうか。何かお考えになっていることはございますか?


寺岡
新規事業もですが、エリア拡大にも力を入れていきます。労働安全衛生教習事業は広島、福山に加え、ここ2年間で姫路と岡山にも出しました。引き続きエリア拡大をしていくつもりです。小型船舶免許事業はすでに全国展開をしていますが、今後はさらに細かくエリアを分けて展開していきたいと思っています。自動車運転免許事業については、私共の営業力と経営力が問われるところで、経営が上手くいっていない企業をM&Aしていきたいと思っています。


足立
新規事業、エリア拡大、M&A。この3つに今後力を入れていくうえで、採用する人材の変化はあるのでしょうか。


寺岡
採用戦略自体はこれまでと変わらず、基本的には新卒の方を5年~10年かけて育成していく方針です。また、ジョブローテーションも行い、様々な経験をしていただきます。そうしてスキルの幅を拡げていっていただきたいと考えています。


学生のうちから、志を明文化すること

足立
今後御社に入社する学生に対してどういったことを期待しますか。


寺岡
志が大きい方に入ってきてほしいです。今は日本全体が内向きになっており、周りに流されて判断する学生が多いようです。そうではなく、もっと世界に役立つことをしよう、日本を活気づけることをしようという積極的な方に入っていただきたいです。ネガティブなエネルギーではなく、明るいエネルギーを発信することが非常に大切です。


足立
そのように、今後御社を担う世代の学生に対し、伝えたいメッセージがあればお伝え頂きたいです。


寺岡
学生のうちに留学などを通して、世界を、いろんなものを見てください。そして、早い段階で志を明文化してください。苦労をかってでも様々なことを経験し、自分が何をして社会の役に立ちたいかを考えていってほしいです。


足立
ありがとうございます。就活生の私にも響くものがありました。
 本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。


寺岡
こちらこそありがとうございました。

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