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社員の❝熱き想い❞を全力サポート

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社員の❝熱き想い❞を全力サポート

東北福祉大学 4年生

佐山 晴菜

サンコロナ小田株式会社

小田 外喜夫

interview

学生と経営者がお互いに意見交換をしながら、相互理解を深めるHRsessionの対談コンテンツ。

今回は、サンコロナ小田株式会社の代表取締役小田 外喜夫様に、お話を伺いました。

東北福祉大学 4年生
佐山 晴菜

東北福祉大学総合マネジメント学部。2024年4月から株式会社クイックで就業予定。就活では人材業界を中心に活動。趣味はk-popのライブに行くことやサッカー観戦、旅行など幅広くある。

サンコロナ小田株式会社
小田 外喜夫

1945年(昭和20年)6月生まれ 日本大学 生産工学部卒 兄が経営している小田合繊工業へ入社後、30歳(昭和50年)で(株)サンコロナを設立。 2013年にグループの再編を行い、現行のサンコロナ小田株式会社に。 “禅”に精通し、「イキイキハートのイキイキ経営」を理念として日々経営に邁進している。

目次

 

佐山
小田社長のご経歴をお伺いできますか。


小田
私は日大の生産工学部を卒業し、兄が経営している会社に入りました。様々な事を経験した後、「兄に負けたくない」と感じ、30歳の時に一念発起。株式会社サンコロナを設立し今に至ります。

佐山
会社はどのような事業をされているのでしょうか。


小田
弊社の主軸事業であるインテリアカーテンの国内シェアはトップクラスです。
大手インテリア量販店さんや人気ショップさん等、定番商品や人気商品を数多く手掛けています。また、ファッションの生地販売も行っています。ブライダル分野では大体国内ブランドさんのおよそ8割へ販売をしています。他にも有名なメゾンブランドや人気アパレルブランドさんへも販売しているので、きっと皆さんの身近にも弊社の製品があるかと思います。

 

佐山
なるほど。様々な製品を手掛けていらっしゃるんですね。


小田
他にも炭素繊維複合材料の分野で新しく事業を始めました。“炭素繊維複合材”は「強くて軽い」という特徴があり、金属に置き換わる素材として注目されています。弊社の材料はこれまで出来なかった“微細な成形”が出来る材料として、オリンピックの陸上選手が履くシューズに採用されている他、“歩ける椅子”の軽量化に寄与する等、用途が拡大してきています。

 

佐山
私たちの身近な様々なものを作ってるんですね。


つらいことはすべてハッピーアクシデント

佐山
社長になってから様々な出来事があったと思うのですが、つらいことはどのように乗り越えていらっしゃいましたか?


小田
私は“トライ&エラー”で色々なことを進めてきました。辛いこととか苦しいことは試練ではなく「それを乗り越えて一回り大きくなりましょうよ」という発想になってしまっています。問題が発生したとき、「ビッグチャンス到来!ハッピーアクシデントや!」という捉え方になりました。


佐山
ピンチはチャンスみたいな考え方ですよね。とても素晴らしいなと思います。
その考えに至った理由はありますか?


小田
神戸の大学の名誉教授で有名な先生がいらっしゃいました。その先生から禅の教えを受けたことで興味が深まり、京都のお寺で門を叩いて現在も師事しています。ピンチはチャンス、というのも禅の思想から学んだ考え方です。

佐山
私も来年から社会人になるのでつらい事があっても今のお言葉を忘れずに日々頑張ろうと思います。


楽しくなければ、仕事じゃない

佐山
仕事の価値観についてお聞きしたいです。「楽しくなければ、仕事じゃない」という社長のお言葉がとても印象的でした。仕事は楽しいものという価値観が生まれた背景を教えていただきたいです。


小田
仕事は人生の中でも長い時間を占めています。せっかくなら楽しくやりたいですよね。簡単ではありませんが、解釈の仕方を変えてみることが大切です。


佐山
解釈の仕方はとても大事だなと思います。社内全体にその考えが浸透するために大切にしていることはありますか。


小田
私自身が仕事を楽しんでいます。熱い思い、志を持って、自分の夢とかビジョンをどんどん実現していくことが楽しいです。私は今78歳ですが、まだまだ青春真っ只中だと考えています。加齢で疲れたとか、腰が痛いとか言い出したらそんなことは言ってられません。(笑)


佐山
小田様の元気の良さが会社全体を明るくしてるということが伝わってきました。


仕事は一人ひとりの夢実現の場所

佐山
小田様が日々仕事をしていく中で心がけていることはありますか。


小田
体験経験にすぐるものなしということです。人生の深みや幸せなど、78年も生きているとある程度のことを体験し経験してきました。そこから物事の判断や社員の皆へのアドバイス等、瞬時にひらめくようになり、やはりこれまで実際に体験してきたからこそ身についたものだと思います。


佐山
体験経験にすぐることなし、私も大切にしていこうと思います。実際にこのようなお考えを御社が掲げていらっしゃるイキイキハート経営という言葉に置き換えられた想いがありましたらお聞きしたいです。


小田
仕事を“自分の夢実現の場所”としてやってもらいたいと考えています。会社がしっかりと儲かる仕組みづくりをして、社員ひとりひとりの熱い想いや志を実現できるようサポートしていく。自分の目標を自分で決め、具体的行動計画とか課題が何なのかをすり合わせします。全部システム化することが出来ているんです。


佐山
もう少し詳しく伺ってよろしいですか。


小田
半年ごとに、国内・海外含めて100人を超える社員のひとりひとりと個人面談します。自分の目標は何ですか、進行具合はどうですか、問題は発生していませんか、と聞いていきます。個人としての目標を会社がサポートしていくという形で、年に2回目標を全社員の前で発表するシステムが出来上がっています。


佐山
なるほど、イキイキハート経営の実際の社内への浸透度はどうですか。


小田
まずは私自身がイキイキとさせていただいてるし、それは社員皆のおかげですからね。私一人で成しえることではないし、浸透度は年々増してきているんじゃないでしょうか。


佐山
ありがとうございます。小田様は社員の方一人ひとりを大切にしていらっしゃるということがすごく伝わりました。御社の従業員の皆様に期待していることや要望されていることがありましたら教えていただきたいです。


小田
みんな自分の目標、夢、熱き想い、志を持っているんだからそれを実現してもらえればいいんじゃないかな。それを実現することで会社の利益が上がれば自分にも返ってくるので豊かになりますよね。


私たちだからこそできること

佐山
御社の事業上の強みはなんでしょうか。


小田
糸から生地、染色や加工、製品化まで一貫して生産しています。繊維業界は糸屋さんであるとか、機屋さん、染色工場、縫製工場と分業であることが多いので、細かなニュアンスを伝えにくい等の融通がきかない。商品企画も糸からどうするかって自社内で考えることが出来るので、他社さんにはない強みなのかなと思います。


佐山
なるほど、逆に弱みとして今後磨きをかけていく必要があるなと思う部分はありますか。


小田
弊社は多角的な事業を展開しています。一つ一つの事業に時間をかけられていなくて、数字が悪くなることがあったことでしょうか。


佐山
弱みの解決に向けて考えていることはありますか。


小田
数字が出てくると、どこが悪いってことを表してくれますから。そういうところに私が直接関与し、課題解決のために議論を重ねていきます。


佐山
ありがとうございます。


常に矢印を自分に向けて

佐山
これから御社に入りたいと思う学生にどんなことを期待していますか。


小田
学生さんに期待することは2つかな。まずは元気が大事ですよね。会った瞬間元気よく挨拶できるか、そこがまず大事なことだと考えています。もう一つは、何があっても人のせいにするのではなく、矢印を自分にむけて自分の問題として捉えられる主体性。夢とか目標って難しいけど、基本的に自分をしっかり見つめて自分がどうしたいかどうなりたいかがあれば必ず答えがあるんですよね。


佐山
やはり御社で活躍してる社員の方の特徴としましても元気が良かったり主体性があるといったところが大きいのでしょうか。


小田
そうですね、元気で、主体性がある社員がほとんどですね。みんなが主体性をもってそれぞれやっているので、その風土の中で頑張ってくれています。 


会社と個人どちらも夢の実現へ

佐山
これから御社に入る学生が増えることでどんなことが実現できそうですか。


小田
皆一人ひとりやりたいことは違うと思うので、その人の夢や目標の実現を会社がサポートして、会社の目標達成のために一丸となってやっていきたいです。


佐山
詳しくお伺いしてもよろしいでしょうか。


小田
「好きこそものの上手なれ」だから、その人にとっての好きなことや強みの部分でしていかなければ勝負できないと思っていて。強みの延長線上に未来があるんですよね。だから自分の強みがどこにあるのか自分を見つめてそれを具現化していくことが大事だと思っています。


佐山
入ってから一人ひとりが自分に向き合って、そのサポートをしていくイメージですか。


小田
はい。会社としては本人のやりたいことと持っている強み、会社の目指す方向など、個人と会社の目標を限りなく一致させる。自己実現、会社の目標の実現をしていく、という形をやれたらいいんじゃないかなと思うんですね。


佐山
会社としても個人としても社員全員の夢の実現に向けてサポートしていきたいという強い気持ちが伝わりました。私も自分の目標や想いをしっかり持って来年から頑張りたいと思います。本日は貴重なお話をお聞きすることができてとても楽しかったです。改めて貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。


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